本のチョイスが最高である。
この本以上のブックガイドは他にないと私は思います。
どの本を読んでも最高の良書であり、大学新入生だけにお薦めするのは勿体無いです。
「打たれ強くなるための読書法」(東郷雄二著p22)でもこの本が好評価されています。
ただしそれは、これらの本を選んだことに対する評価です。
本の紹介文自体は実際たいしたことはありません。
しかし、それをもってしても余りある本選びのセンスの良さを評価して☆5つです。
どこが大学新入生に、だ
紹介された作品は新入生どころか、
既に世の中に出てしまった方にでも通用すると思われる。
表題の通り新入生に読まれたら、
卒業する頃には下手な大人では叶わないかと。
社会の構成要員として、
名著に育まれた良識ある大人が増えていけば、
世の中も少しは良くなるのかもしれません。
私も春から大学4年。
出会うのが少し遅かった。
但しあくまでブックガイドであり、
生産的ではないので☆3つ。
遅ればせながら・・・
日本の大学を卒業後、イギリスの大学院に留学して感じたのが、自らの教養の無さ。本はよく読んだほうだが、それでも、欧米の大学生の学習量と比べたら雲泥の差だろう。その辺の「知的土台」の差が、イギリス人の世の中を見る的確な判断力、外交力の差になって現れているように感じる。1990年のバブル経済真っ只中、日本の衰退を予言した本「日はまた沈む」を著わしたのはイギリスの経済誌The Economist編集長のビル・エモット氏だったし、日本経済新聞アナリスト・ランキングで5年連続1位を獲得したのはやはりイギリス人のピーター・タスカ氏だったりする。 本書に紹介されている101冊を学生の間に読んでいたら随分違っていたと思う。既に40を過ぎ、遅ればせながらですが、今から読んでみます。10代、20代でしか身に付かないこともあるだろうが(悔しい)、読まないよりまし。当然、現役の学生には是非勧めたい。 なお一点だけ間違いの指摘を。後書きで、旧安田海上火災がゴッホのひまわりをオークションで落札、「自分が死んだら棺桶に入れて一緒に燃やしてくれ」と言ったという話が出てきますが、これは大昭和製紙の斉藤会長ですね。 ゴッホのひまわりを落札したのは確かに安田海上ですが、勿論、オーナー会社でないので、サラリーマン社長あるいは会長が(買う決断は出来ても)勝手なことは出来ません。ちなみに、斉藤会長が買ったのは「医師ガシェの肖像」で、斉藤氏の死後、借金のかたに銀行に押えられてしまったようです。 こんな本を編集する人でも間違いはあるのだなと。(余談でした) オリジナルのアイデアがある本というわけではないので★四つとします。
現代的教養の一端が示されているブックガイド
この本の特長 @ はじめに、のところ(p3)に書かれているように、「古典重視で文学偏重の「教養」」を避けた選択になっているのがよい(古典や文学がないことでがっかりする読者もいるかもしれないが、それがこの本のすばらしいところである)。 A 選択された101冊の本に岩波臭さがないのがよい。すなわち岩波書店の本や雑誌にあまり登場しないであろう、山本七平やドラッガー、アンドリュー ・カーネギーといったところの本が入っているところがよい。 B 本の買い方、選び方(第5章)の内容がよい。すなわち、私が普段本と付き合ううえで疑問に思ったことの種明かしが書かれている(一例を挙げると、岩波書店の本が近所の本屋にないのはなぜかの答えが書かれている)ところがよい。 結語 この本は、大学新入生のみならず、大学を卒業したビジネスマンや、大学に行けなかった人にも役立つすばらしい本なので、星5つとする。
岩波書店
教養のためのブックガイド 東大教師が新入生にすすめる本 (文春新書) 知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫) 現役大学生による学問以外のススメ 必読書150
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